犯罪から足を洗い、愛する妻子と真面目に生活を送るベン（ポール・ウォーカー）だったが、過去の犯罪歴を理由に突然、解雇される。そのため、再び犯罪に手を染めてしまい、逮捕され死刑宣告を受けてしまう。
死刑執行されたはずだが、目を覚ましたベンは精神病院の管理人として新しい人生を歩むことになった。ベンは妻子に会いたい気持ちを抱きながら管理人の仕事をこなすが...。
意外と面白かった。
ストーリーは少し分かりにくかったが、これは後半の真実が明らかになる展開のため、わざと分からない部分を残しているものだったので、納得できた。
ベンが精神病院の管理人になってから、映画の雰囲気が非常に暗く、何かが起こりそうな不穏な感じが常時していて緊迫感があった。また、ベンが患者と話すと、患者が妙に意味深なことを言ってくるのも良い雰囲気を醸し出していた。
そして、ストーリー途中でベンはなついた野良犬を飼うようになるのだが、これがストーリー上、非常に良い役割をしていた。しかし、ベンはその犬を「イヌ」と名付けるので、なんか可哀そうだった。
日本での劇場未公開だったので、期待していなかったがなかなか面白かったと思います。
