何かの本で登場して気になっていたので視聴。
登場人物達の人間的な「嫌」な部分が随所に見えた。日本もたかだか80-70年ほど前はこのような生活だったのだと知って驚くと同時に、本質的な人間性はあまり変わ…
敗戦後の貧しい日本で、女手一つで2人の子どもを育て上げる母ちゃんの、切なく悲しい話。
貧しくても一緒にいるのが良かったのか。
なにが正解だったのかは分からない。
実家の支援も受けられない
養育費…
タイトルのまんま、まさに逃げ場のない日本の悲劇。
振り幅のある木下恵介監督の作品群の中でも最極北に位置する大作であり名作です。
日本の母ちゃん女優、望月優子さんにとっても一番の代表作と言って間違い…
辛過ぎた。
見終わった後の虚脱感が半端なく重い。
救いなど何もない。戦争のせいで人生を滅茶苦茶にされる。血の繋がった家族でも、自分の腹を痛めて産んだ子でも、自分以外はどうせ他人。他人に頼って生きるこ…
リアリズムの鋭さを存分に堪能。ラストシーン間際の呆気ないカットに衝撃を受け、その後の叙情豊かなギターの調べが胸に響く。
戦前/戦中/戦後と、価値観が転換した時代に生きる名もなき市井の人々を描く悲劇。…
「東京物語」を鑑賞し、絶対に次に見ようと思った作品。
春子の「努力」に反比例するように離れてゆく子供2人。戦後の日本の社会事情を示す映像が時折挿入されており、タイトルは二重の意味を表している印象…
このレビューはネタバレを含みます
ラストの湯河原駅での鉄道への飛び込み自殺まで含めて、冷徹なリアリズムに徹底した傑作。今の時代にも繋がる母親と子供達のすれ違う心情とそれによってもたらされる悲劇、それは同時に敗戦国日本から復興を遂げて…
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