日本の悲劇に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 4ページ目

「日本の悲劇」に投稿された感想・評価


三人の親子の現在のものがたりに、彼の回想シーン(まったくの無音のシーンさえある)や戦後復興期の政治的・社会的ドキュメンタリー映像が挿入される、実験的な構成。
「ある場面」以外は徹底的にBGMを排し…

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木下恵介と言えば、とにかく、軽い喜劇(カルメン純情す等)やホームドラマが得意な監督の印象であったのが、この作品は、かなりシリアスな感じだ。随所に挟み込むドキュメント映像。そして一番の驚きは、長い移動…

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これまで観た木下恵介監督作品とは違い、家族の繋がりそのものがないというか希薄で、見ててつらい

DVDジャケットの望月優子の姿が印象的
てことは望月優子の主演作?そんなのあったのと気になっていた作品
実際主演なわけなんですがクレジット順では4番目、この辺りも興味深い(おそらく格、知名度の問題か…

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かりん

かりんの感想・評価

3.5
戦後8年の日本「政府の言うことなんか聞いてたら生きていけやしない」

日本政府と各国のコロナ保証比較みてたら映画観る気まで失せてきたけどあえて観るならでタイトルで選んだよ二度目の鑑賞。始まりから実録映像投入でがんがん攻める木下恵介。上が腐れば下も腐るで家族はバラバラに…

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他人を蹴落とさなければ生きていけなかった時代。母の手一つで2人の子供を育てるには何でもやるしかなかった...

唯一の救いは娘と息子が逞しくて生きていきそうな所。
メッシ

メッシの感想・評価

3.9

戦後の日本、熱海の辺りを舞台に命を削っても二人の子を育てた母と子たちのすれ違いの話。
時には身を売ることも辞さず、騙され、翻弄され、殴られ、蔑まれても二人の子が居るから必死で生きて、育てた母が涙ぐま…

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闇(市)で買うといった言葉が飛び交うほど戦後の食糧難の時代。人様に指を指される仕事でも子供二人を食わすためにはやらねばならない母。戦後をリアルタイムに生きた監督だから描ける境地。当時のニュースを織り…

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民主主義という言葉の外形だけが流布し、人々が観念的にも実情的にも一人の人間の個としての利益に専念する、そうしなければ生きていけない世の中は戦後今に至るまで続き規則を守りまっとうな倫理観の上でいきる人…

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