yis4259

ファイナル・ハザードのyis4259のレビュー・感想・評価

ファイナル・ハザード(2001年製作の映画)
2.0
スリリングな展開、意表を突く「どんでん返し」に満足度100%!
世界に拡がる細胞破壊ウィルス。
アメリカ政府が秘密裏に動き出す。
幽閉された病室で目覚めた記憶のない男と、鍵を握る女医を襲う運命とは?

というのは、DVDに書いてあるキャッチコピーです。
更に、予告編も似たような編集でした。
しかしながら、誇張と言うレベルではないこのウソを並べ立てた飾り文句には開いた口が塞がらない。

展開はのんびりしていてサスペンス風の雰囲気すらない。
どんでん返しもない。
ウィルスは世界には拡がっておらず、病院のある患者のみがかかっている。
アメリカ政府も関係なし。
主人公の男と女医は何者にも襲われたりしない。
予告編では「アイランド」や「12モンキーズ」を超えた近未来SFサスペンスだそうですが、設定が近未来(2027年)なだけで、SFらしいところは微塵もありません。
せめて「稔るはずもない悲しい恋愛劇」とでも言っておけばまだ許せるが、「世界は一人の男にゆだねられた!」みたいな言い回しはある意味こっけいですらある。
回想シーンも結末にほとんど関係もなく、記憶がなくてもまったくなぞに感じられないという演出は拍子抜けにもほどがある。

ということで、観る価値はありません。
yis4259

yis4259