【天才は相反するものをスマートに融合させる】
自己主張を聞くために映画を観てるんじゃない。自分の意見は自分で決めたい。
社会派と呼ばれる映画をみると、よく感じる。
奇妙な映画だ。
痛烈に社…
「日本の悲劇」だなんて随分大袈裟なタイトルだと思って見たら やっぱり日本の悲劇だった。
何が悲劇なのかと言うと 母が子のためを思ってした事が子のためになってなかったと感じる事。
登場人物 皆が少…
春子の、今の時代では所謂「子離れできない母親」というべき諄いセリフが脳裏にまとわりついて離れない。
今の時代なら人はそれぞれの人生があり、親も子供に頼るのではなく、自立させてそのうえで自分自身の…
【1953年キネマ旬報日本映画ベストテン 第6位】
感傷的な作風で知られた木下恵介監督が極めてドライなタッチで戦後日本を描いた作品。
とてつもなく辛く厳しく哀しい傑作。木下恵介って特に特徴的な演出…
まさしく日本の悲劇。
戦中戦後の混乱の世の中を必死に、今の僕たちには想像もつかないくらいに必死に生きた母と、戦後の新しい秩序と価値観の中で衝突する母と子。
母がどれだけ苦労して育ててきたかを訴えても…
『日本の悲劇』木下惠介。戦後の世相と母親の悲劇性をからめた作品。挑戦的な脚本、実験的な演出など監督の思いが強く伝わってくる。この作品を撮ったからこそ女の園、二十四の瞳、笛吹川とより芸術的に描けたんだ…
>>続きを読む【ダンサー・イン・ザ・ダーク】なんて軽く吹っ飛ぶ、恐ろしく暗く冷淡でハード極まりない展開に唖然呆然とした。なんちゅー終わり方や。
戦後の時代の世相をニュース映像を駆使して描く構成も驚いたが、正直こ…
戦後の世相を背景に描く歪んでしまったファミリードラマ。終戦から8年、戦争で家族を失い多くの日本人は貧しく苦労していた時代背景がよく描かれていた。
ラストは切なすぎる、
好きな題材ではなかったが見応え…
戦後の日本社会がこの女を殺しました。
闇屋や熱海旅館の女給としてその身を売ってまで子を育ててきた戦争未亡人とそんな親を軽蔑し棄て去ろうとする残酷な子達の断絶を描いた日本母捨物語。
無償の愛など存…
登場するすべての人間たちに血が通っていて、それぞれに歴史があって生活がある。当たり前のことだけど、それをここまでつぶさに映画で描いたことに感嘆。この作品に関しては、モブ、という存在がない。
自身の…