木下恵介と言えば、とにかく、軽い喜劇(カルメン純情す等)やホームドラマが得意な監督の印象であったのが、この作品は、かなりシリアスな感じだ。随所に挟み込むドキュメント映像。そして一番の驚きは、長い移動…
>>続きを読む1953年の木下恵介監督作品。
非常に胸に来る映画。戦後の混乱期を舞台に、ある一家の悲劇を描いていく。木下恵介作品にしては優しさが微塵も感じられない。親子のすれ違いが痛々しいね。親の心子知らずとは言…
「日本の悲劇」観賞2回目
1953年公開 戦後すぐの映画という事で当時の日本の情勢が手に取るようにわかる。日本人の不満と不安がつもりに積もって無差別殺人が起き、暴動が起き、戦時中の方が我ら日本民族…
DVDジャケットの望月優子の姿が印象的
てことは望月優子の主演作?そんなのあったのと気になっていた作品
実際主演なわけなんですがクレジット順では4番目、この辺りも興味深い(おそらく格、知名度の問題か…
日本政府と各国のコロナ保証比較みてたら映画観る気まで失せてきたけどあえて観るならでタイトルで選んだよ二度目の鑑賞。始まりから実録映像投入でがんがん攻める木下恵介。上が腐れば下も腐るで家族はバラバラに…
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2020 #24 木下惠介監督 1953年 松竹 116分
初、木下惠介作品。親子の絆を信じられないのなら、この世に生きる意味はないのではないか。結果がラストシーン。
娘は好きでもない男と駆け…
戦後社会のペシミズム全開とだけあってかなりヘビー。日本のネオリアリズム。回想パートにおける音のズレと消失は、現在に何も与えず、ただただ徹底された虚無感を残していく。唯一の救いと思われたギタリストも結…
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