超空間コベ

秘録ブルース・リー物語の超空間コベのレビュー・感想・評価

秘録ブルース・リー物語(1978年製作の映画)
4.0
ブルース・リー vs
ショー・コスギ!!☆(笑)

“BRUCE LEE 1940-1973”
と書かれた、ベニヤ板みたいな
薄っぺらい墓標の下の土から、
闇夜の雷鳴と共に…―――
「ガバァッ!」と飛び出した男
!!!

―――ブハハハハ!!
…もう、最高!最高だ…!☆
B級マニヤ界隈で噂の、笑撃の
OP!
声を上げて笑い転げた。(笑)

決して優れた演出などで無く、
ただひたすらに安っぽい。一体
何がどう面白いのかサッパリ
解らない、瞬間一発ネタだ。

だが、それこそが素晴らしい!
もう40~50回は繰り返して、
ワクワクしながら観た。♪︎

その後に続く本編視聴中も、
OPのそれを度々思い出しては
ブハハハと笑ってた。(笑)


監督は、『人喰族』その他
楽しい作品群でおなじみの
ウンベルト・レンツィ!
(バート・レンジ名義)

だけどクレジットでは、監督は
イ・ドゥヨン監督になってる。

…コレってアレですか?韓国の
普通のテコンドーアクション
作品に、OPや怪鳥音を足して
レンツィが魔改造したニコイチ
作品ってコトなのかな…?☆


主演、ブルース・K・L・リー。
韓国テコンドー俳優の雄、
ジュン・チョンの源氏名です。

序盤から、アメリカで訪ねた
兄弟子が死んでて、呆然と
しながら彼の遺影&遺骨を
首から下げて各所をフラフラ。
どこへ行くにも所持し、かなり
怪しいです。(笑)


彼が戦う相手は…
ヴィレッジ・ピープル!!(嘘)
東映カラテ路線の様相ですね。

・手斧のハゲ黒人
・メキシカン親父
・羽織袴の日本人
・白人レスラー
・カウボーイ

この内の日本人を演じるのが、
当時28歳のショー・コスギ!
仕込み刀やサイをビュンビュン
操って、主人公を追い詰める!


急展開のショックに耐え切れず
崩壊した主人公が呆然と彷徨う
アーバンなラストが虚無感を…

…と、ここでまたOPを思い出し
笑ってしまう!ぶははは☆(笑)
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