カミワザ

マーシャル・シティー 〜 超人大戦のカミワザのレビュー・感想・評価

2.2
カンフーアクション × SFモンスターという変わり種と、私の好きなスー・チーが出演しているとあって、レンタル屋で手にした作品でしたが・・・

ああ。レンタルでよかったよ。

しかも本作の売りに、「スパイダーマン」「ハルク」に続くヒーロー誕生!
みないな事を書いていたものだから、軽く怒りがこみ上げる(笑)

サーカス団でピエロをしているサニーは、巡業先のマレーシアで財宝が隠されていると噂の洞窟へ仲間に連れ込まれる。
しかしそこは、第二次世界大戦末期に旧日本軍の人体改造研究室だった。
そこで、超人的なモンスターに変化させる毒ガスを仲間と共に吸い込んでしまった。

毒ガスを吸い込み化け物と化した主人公と悪党達のバトルが売りとなっている筈なんですが、途中妙なロマンスあり、コメディありと、まぁ寄り道が酷い。
肝心のアクションは派手に魅せてくれているのにその持続性が無い。

敏腕捜査官カップル(特に男性捜査官スン)の妙な自信に、怪しげなフラグが立つと、やっぱり来ました。恋人の死。っておいおい唐突すぎるよ・・・
そしてバックミュージックに男性ボーカルのバラードが挿入される”どや演出”には正直引いてしまった。

これが『香港国際警察/NEW POLICE STORY』等を撮ってきたベニー・チャン監督の作品とは思えなかった。

因みにベニー・チャン監督映画の特徴である、エンドロールと同時に流れるその後的なエピソードが
描かれているのは個人的に好きです。

ちょっと安易な所も笑えますが・・・
カミワザ

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