オカルト博士

誘惑の接吻(キス)のオカルト博士のレビュー・感想・評価

誘惑の接吻(キス)(2000年製作の映画)
4.0
タイトル名からしてサスペンス作品かと思わせるが、全く違う普通の人間ドラマなんです。ところが、これが予想外に面白かったんです。

田舎町に住む母子家庭の少年サム。
母親(ジェニファ-・ジェ-ソン・リ-)は街の男たちと次々に関係を結び自由奔放に暮らしている。そんな母親を見ながら育ったサムは次第に性的妄想を抱き始める。ある日、好意を抱いていた少女モ-リ-(ミ-シャ・バ-トン)とついに肉体関係を結び、人生最大の悦びを味わうが…。

最初の5分ぐらい観て、これはイケると思いました。なぜなら、僕の大好きだったドラマ「ワンダ-イヤ-ズ素晴らしき日々」を思い起こさせる雰囲気だったんです。

この映画で一番光ってたのは母親役を演じたジェニファ-・ジェ-ソン・リ-でしたね。ちょっとした性教育なんかも面白かったです。例えば、主人公の少年が夜エッチな夢を見て発射してしまい~母親に「ママ、僕は病気かな~?」と靴下で拭った液体を見せると…母親がそれをナメて「これは夢精って言うの。つまり、大人に成ったって事よ。」みたいなシ-ンがあったり。

その後は、ガ-ルフレンドと、来るべき日に備えてSEXの練習をするんですが(母親公認)妊娠させてしまうんですよね。話は重そうですが、重く無くて良い具合にあっさりしていて好きな感じの映画でした。◎