超空間コベ

ザ・ラストサムライの超空間コベのレビュー・感想・評価

ザ・ラストサムライ(1990年製作の映画)
4.0
渡辺謙などについて熱く語る
誤爆レビュー祭りの中、空気
読まなくて申し訳ありません。(笑)

『十三日の金曜日』(1933)同様、
運営さんがジャケ掲載をして
頂ければ回避できるトラブル
なんですけどね~。

作品への熱い思いを真剣に
書き綴った渾身のレビューの
数々、断じて…断じて笑う事、
相成りませんぞ!!
―――ぶはははは☆(笑)

ジョン・フジオカ!
『アメリカン忍者』や
『バトル・マスター/USAサムライ伝説』
などで見せ付けたその存在感は
もはや説明不要。


大企業社長のエンドウ(フジオカ)
は、アフリカ某国へ、
仏教徒としてこの地に渡った
“先祖の魂”を探索に来た。

エンドウにだけ見える、その魂。
市女笠に刀を携えた、怪しげな
オンボロの侍“っぽい”出で立ち。
…う~ん、怪しい。実に怪しい。
モーコンのライデンより怪しい。(笑)

彼は、ベトナム帰還兵の
ジョニー(ランス・ヘンリクセン)に
危険地帯へのヘリ潜入を依頼。

「善なるスピリットを感じた」
それがスカウトの理由らしいが…

・恋人の忠言にも耳を貸さず
報酬はほぼギャンブルに消える
・仲間達が処刑されそうなのに
フルチンで呑気に水浴び
・戦争が楽しいヒャッハーおやじ

ヤツのどこがどう“善”だったのか?
観終わった後にいくら考えても
サッパリ解らなかったぞ。☆(笑)

「俺にとって戦争は終わっちゃねえ!
まだビンビンだぜ!アーォ!!」
誰も仲間などとは思ってはいなくて、
“人質を救い出す”というシチュに
酔っているだけの戦場症候群。

サビサビの日本刀をその辺の
石でシャッシャッと擦っただけで
めっちゃピカピカに磨き上げる
卓越した刀剣研磨技術も謎だ。
ホント、お前は一体何なんだ?☆

自分を車で轢き殺そうとする
ジョニーに対し、
「君は時代劇俳優の素質がある」
とか言い放つエンドウも
ワケ解らんけどな。(笑)

その他、要注目の人物が色々。

エンドウの側近。悪役面が災いして
出オチの裏切りキャラにしか見えず、
いつ本性を出すか、どんな死に様を
晒すのかとか、そんな事ばっかり
考えさせられる。☆(笑)

『燃えよドラゴン』ジョン・サクソン。
アラブ系の武器商人で
信心深い男。これがハマってる。
電話が圏外だと何も出来ない
情けない男になるのがイイ。

ゲリラを統括するゾハーニ将軍。
「平和を信じるマヌケ共に制裁を!」
幾度にも渡り、軍服や農作業着、
アフリカ民族衣装のお色直しを
繰り返す陽気なコスプレ野郎。

…いやぁ~、全く退屈しません。
♪(笑)


今作の見所のひとつが、
エンドウの説く日本思想。
「名刀ほど鞘に納まる」
等、名言の数々が興味深い。

「十人の敵を十発で倒すのは
銃の発想だ。
自身を刀と化したサムライは
一太刀で全ての敵をなぎ払う。
何人いようと、見据える相手は
ただ一人…!」

…おぉ、何てカッコイイんだ!
クライマックスで、彼自身が
それを見せてくれますぞ!!♪

「すべては終わった」
ニッコリ♪

←…いやいや、自分がここに
来なけりゃ、こんなに何人も
死ぬ事は無かったんじゃないか?
自分だけスッキリしてんじゃ
ないすよ、エンドウサン!!☆(笑)
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