あきしげ

キャプテン・アメリカ ~レッド・スカルの野望~/キャプテン・アメリカ 帝国の野望のあきしげのレビュー・感想・評価

2.0
大統領こそがスーパーヒーローです。

良かった点。

・大統領が終盤で大活躍する
・レッドスカルが悲しい過去

悪かった点。

・キャプテン・アメリカが弱い
・キャプテン・アメリカが狡い
・キャプテン・アメリカが小物
・キャプテン・アメリカが残念

キャプテン・アメリカの生誕50周年記念作品。
オリジナルビデオとして製作されているという。

本来のキャプテン・アメリカとは別物。
かなりの脚色を加えている構成である。

まず、スティーヴ・ロジャースがリア充。
恋人もいて人望もあって幸せな日々です。
ただ、小児麻痺で片足が不自由だけです。
なぜか軍の人体実験に快く参加する事に。

結果として常人より2倍の体力と知力を手に入れる。
多分だが、他の要素としても2倍となっているはず。

初任務はレッドスカルの企みを止める事です。
しかし、簡単に捕まってロケットに繋がれる。
そのままホワイトハウスに突っ込むも逸らす。
なぜかアラスカまで飛んでいき氷漬けになる。

一方のレッドスカルはイタリア人の設定。
ピアノが弾ける才能を買われて人体実験。
家族がみんな殺されるというトラウマに。
見事に皮膚が溶けて超人の誕生となった。
キャプテンも簡単に捕まえてロケットへ。
でも、手を握られなぜか自分の手を切断。

中盤まではサクサク進んでいきます。
しかし、中盤以降はグダグダ展開に。
アクションもダラダラした感じです。

最後はなぜか大統領が奮闘する。
キャプテンよりも活躍しました。
さすが合衆国大統領は強いです。

そして、キャプテンはレッドスカルを倒す。
正義の味方とは思えない精神攻撃をします。
レッドスカルのトラウマを使い油断させる。
相手は70代か80代の老人なのに得意気。
あとレッドスカルの娘もついでにぶっ倒す。
小娘相手に本気で殺しにかかる正義の味方。

やはり、オリジナルビデオというクォリティー。
クリス・エヴァンス主演の作品が傑作だと改めて思う。
それぐらい本作は笑えない残念な出来であった。
あきしげ

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