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北国の帝王のすずすのレビュー・感想・評価

北国の帝王(1973年製作の映画)
3.8
ロバート・アルドリッチ監督の代表作。大不況時代、無銭乗車するホーボー(無職で各地を転々と渡り歩き、根無草的に生きる男)と彼らを阻止する機関車の鬼・車掌の死を掛けた闘い。

不思議なお話しの中に、監督独特のタフガイの生き様が描かれます。
演者に70年代を代表する名脇役たち、主演の3人が最高です。

エース・No.1(リー・マーヴィン)はホーボー仲間に愛される無銭乗車の名人、シャック(アーネスト・ボーグナイン)は冷酷無比な機関車の車掌で、無銭乗車を見つけるとハンターで殴り、情容赦なく突き落とす。
仲間たちが賭けエースがシャックの19号車に乗車出来るかを賭け、2人の対決がはじまる。途中、口だけは達者な若造(キース・キャラダイン)もエースに便乗するが…

列車の屋根の上に乗る「フライト・ホッピング」は映画の題材として数多く使われていますが、本作はその極め付けのような企画。
大の大人が列車の上で、ハラハラ、ドキドキの追っかけっ子、面白くない訳がない!

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