Hagieen

スウォーズマン/女神復活の章のHagieenのレビュー・感想・評価

3.2
金庸の「笑傲江湖」をベースに制作された「スウォーズマン」シリーズ第3弾。
絶技を得て超人化した去勢老人・東方不敗をブリジット・リンに演じさせ話題となった前作。お話的には完結したが、ブリジット・リンの男装した東方不敗の人気に気を良くし、ツイ・ハークが調子に乗って東方不敗を主役にして制作されたのが本作。
そもそも原作設定なんてハナから無視して製作する当時の香港映画界。
2作目までは何とかそれっぽくストーリーを原作から拝借して作っていたが、もう原作に無いその後を描くスピンオフですから、お話なんてでっち上げちまえというノリで、荒唐無稽で支離滅裂な世界が拍車をかけて展開されます。

ブリジット・リンとジョイ・ウォンの2大美女共演という話題作りですが、前作のジェット・リーが抜けてしまうとアクション的にはパワーダウン。于栄光もイイ感じだけどね。
20数年ぶりに観直したんだが、序盤は懐かしさのあまりワクワクするのだが、話が進むごとに適当すぎてね・・・いやぁ、ツマラン。

林青霞(ブリジット・リン)と王祖賢(ジョイ・ウォン)の共演というくらいしか意味のない作品。
監督はチン・シウトンなのになぁ・・・脚本のツィ・ハークが問題なのか。
(そもそもこの時期の香港映画の脚本に意味なんてあるのだろうか・・・)

そして近年知った事実。
ブリジット・リンもジョイ・ウォンも台湾人だったという事。
香港人だと思ってた。
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