トムヤムくん

地獄の逃避行のトムヤムくんのレビュー・感想・評価

地獄の逃避行(1973年製作の映画)
3.6
1958年にネブラスカ州で起きた連続殺人「スタークウェザー=ヒューゲート事件」を基に、15歳の少女と、その父親を殺した男の逃避行を描く。生きる伝説と呼ばれる巨匠 テレンス・マリックの監督デビュー作。

映像美。音楽。演出。叙情的な描写が多くて、もう既に現在のテレンス・マリックの片鱗を感じられる。ただ内容は案外普通のロードムービーだったなという印象。行き当たりばったりなのに単調で飽きてしまった…。

ただこのあと『キャリー』で大ブレイクするシシー・スペイセクが、儚さすら感じるほど可愛くて魅力的だったので、それだけでもう満足!