山本Q

リトル・ショップ・オブ・ホラーズの山本Qのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

追悼ロジャー・コーマンで鑑賞。
ビル・マーレイが出ているので1986版は当時見た。

映画は結構面白かった。何がどう面白いかは言葉にできないのが面白い。珍しいものがみれた面白さだろうか。そもそも映画文法が見慣れているものと違うので新鮮。
スラップスティックという形容が浮かぶ。
基本はコメディタッチ。主題とは関係なく突発的に出てくる、マゾヒスティックな歯科医患者(ジャックニコルソン!!)とか、要所要所で出てくる花を食事にしている意図は不明な人物だったり、病気マニアの母親だったりも面白い。コント的なものだろうか。
出来事自体は努力や意気込みは報われず殺人も多く陰惨なのに、モノクロ画面やバタバタとした芝居トーンからか童話のように、後味の悪さなども感じなかったのも面白い。
誰かを傷つけることもなく呑気に笑って見ているうちに終わる罪のないいい映画に思った。
山本Q

山本Q