台風接近しそうでしない中、とりあえず早く帰ってきてNetflixで見つけた本作。原題は「11番目のオンマ(母)」。
10年前のキム・ヘス見たかったのだが、開始直後ファン・ジョンミン出てきてテンション爆上がり!
ついでに最近では割といい役が多いリュ・スンリョンが、最高峰のクズを演じており、これまた胸熱とキャストが豪華。
たかだか10年前だと言うのに、クソ父親(リュ・スンリョン)が母親(キム・ヘス)を買ってきたり、買われたキムヘスが大事そうに持ってるものがラジカセだったり、35歳のニート(ファン・ジョンミン)の家は庭でカットやパーマをする青空美容院だったり、貧困具合が衝撃的。
大好きな『ワンドゥギ』、『母なる証明』、『息もできない』に共通する貧困をベースにした不幸の連鎖、傷つけ合い。
一方でとても愛おしい、小さな優しさ、貧しい食卓、そして路地裏。
ストーリーはベタだし、音楽が非常に情緒的、というか古臭い、のだが、やっぱり泣けてしまいましたw
なんだろね、最近の韓国映画に見るようなファッショナブルな韓国なんて望んでない、この手の人間臭さ、人間ていいな、映画をもっと見たいので古い映画漁ろうかなと思った次第。