りょうすけ

吸血鬼ノスフェラトゥのりょうすけのネタバレレビュー・内容・結末

吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

「吸血鬼ノスフェラトゥ」

古典的ホラー映画の傑作。今のホラー映画のようにジャンプスケアで驚かせてくることはないが、ビジュアル面の怖さは一級。序盤に蝙蝠や猫のような動物じゃなくハイエナが出てくるところから心を奪われ、棺の中に埋め尽くされる鼠。これらの動物の気持ち悪さの最たること。思えばハイエナってちょっと蝙蝠に似てるよなと思ったり。
オルロック伯爵の登場シーンはどれも良かった。本人が登場する時はその見た目の気持ち悪さが十分に怖いし、影だけで登場する時はそれはそれで怖い。特に後者の映像は100年前のものとはとても思えない美しさだと思う。
大まかな物語はブラム・ストーカーの「ドラキュラ」と同じ(無許可で映像化している)だが、映像面で考えると本作が一番好きかもしれない。まさに「死ぬまでに観るべき映画」と言えると思う。
今回観たものは以下の95分バージョンのもの。リマスターの質が良くてより怖さを感じる。

https://youtu.be/3OZ5Wam2_Uc?si=746jP3kBFZerd48f
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