ジャッキーケン

燃えよデブゴン10/友情拳のジャッキーケンのレビュー・感想・評価

燃えよデブゴン10/友情拳(1980年製作の映画)
2.8
サモハン主演に見せかけた準主役映画
昔のジャッキー映画「ファイティングファイター」とか主演とか言っといて実はチョイ役映画ではないにしろ主人公は母親を殺され詠春拳の達人に弟子入りする男が主人公でサモハンはその兄弟子のようなもの

でもガッツリサモハンの見せ場があるから詐欺ではない

アクションもそれなりにあるのだけど「燃えよデブゴン7」のリズミカルで見ていて気持ちのいい殺陣と比べるとそこまでのレベルではない

終盤にミッションインポッシブルの顔剥ぎ登場ばりにヤバみ全開なラスボスのカマキリ拳は常にマイケルのゼログラヴィティ状態で闘うという挑戦的なアクションを魅せてた

全体的にコミカルで根本的に復讐劇で師匠に弟子入りして詠春拳マスターになる王道な展開でいつもの味

でもなんでだ!この頃のサモハン映画は決まって今までコミカルだったのにそれをぶち壊すかのように唐突の残虐な死亡シーンが挟まれてはあたかもそれがなかったことになるほどのトンチンカンなコメディで終わらすから感情が定まらない!
それはそれで当時のカンフー映画の味があるんだけども!

最後の闘いとか元々作戦練ってたのにサモハンのドジのせいで結局ノリで戦うみたいなコメディな展開なのにヒロインの死亡シーンがキツかったなぁ!

詠春拳を学ぶ主人公が自動で動く木人を相手にする修行パートはサモハン完全に蚊帳の外笑

とりあえずサモハンの映画を見たい無差別サモハン映画好きは観れる映画