燃えよデブゴン10／友情拳のしおまねきのレビュー・感想・評価

詠春拳の特訓シーンが面白い。理にかなった技の教えに木人を使ったトリッキーなギミックは思わず動きをマネしたくなること必至。
アクションはその後のサモハン映画を思わせるワンカットでの高所落下（さすがにまだ低めだが）や長距離からの飛び蹴りがあり、８０年代への萌芽が見られる。ラスボスは『少林寺怒りの鉄拳』と同じ人で、こっちでも蟷螂拳の使い手だが、その表現にワイヤーなどを使って昆虫感を出しているのが印象的。
カサノバ・ウォンの足技はもっと見たかったなぁ。