WOWOWにて
若気の至りで、ルールを犯したばかりに、人生が回転木馬のように動き出してしまう。別れ難くて不法就労したことが至る所で壁のように2人を引き離してしまう。
どう考えても、愛は手に触れる距離にあった方がいいはずなのに、さんざん周りを巻き込んでくっついたり離れたりした2人を、運命が試すように、アンナの入国禁止が解ける。
しかし、アンナは出世を捨て、アメリカに渡った時点で、勢いだけでは「狂おしいほど愛してる」あの頃は取り戻せないのだ。時間は無情である。
二人、というか人はやっぱり「もしかして」を信じたいんだろうかなぁ…と思う。思い出を捨てることは、自分を否定することのような感覚なんだろうか。シャワーを浴びていても互いが扇情的にならずに、思い出を胸に「きっとやっていける」と気持ちを飲み込んでいるようで切なかった。
ジェニファー・ローレンスは、振られてしまう女の子の役が凄くはまってた。
