shibamike

ダウンヒルのshibamikeのネタバレレビュー・内容・結末

ダウンヒル(1927年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

話の流れを把握するのに苦労した。

イケメンの二人がとにかく親友なんだろな、と思って見ていたら、仲良くしていた女性がいきなり校長先生に怒鳴り込んで、ロディが放校。「え、何で?」と疑問符の自分。後で調べたら女性はお金が盗まれて怒っていた、とのこと。それでロディは無実だったけど犯人の友人をかばった、と。ふーん(o・ω・o)である。

ロディはここから人生つまずきの連続で悪い女優に裏切られたり、ジゴロでおば様方に媚びたり、ボロい宿に暮らすようになってと、落ちるとこまで落ちる。ジゴロ商売のシーンが面白かった。今で言うホストみたいなものであろう。昔からあるんだね。

そんなボロボロの彼であるが、1つだけ守り通したことがある。友人の罪を被った件だ。まったくもって、友との義理に厚い。ロディ、漢だぜ!と思ったりもしたが、肝心の親友はちっとも現れない。最後に現れて、ロディの窮地を救うんだなと思ったら、結局実家で両親に温かく迎えられて、OB戦に出て終わる。劇場で1人ずっこけた。友達ひどくない?友達ってそういうもんだぜ、っていうしょっぱい話?

サイレント映画で話が込み入っていると、自分のフルーチェ脳ミソでは話を追うのに難儀する。サイレント映画と喜劇の相性が良いのは視覚的だからでしょう。テレビ局の人達は「視聴者をバカと思って番組を作る」なんていう都市伝説的な話もあるが、自分のようなアンポンタンのせいであろう。
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