夫から妻へ、妻から観客へと伝染する得体の知れない恐怖。
カンカンとセットを作るトンカチの音が鳴り響き、ガヤガヤと騒がしいスタッフと監督の声が聞こえるタイトルバック。「静かに、カメラ、スタート」とい…
『恥』と同様に本作でも、シドーとウルマンは夫婦役。本作のシドーは、画家でもある。この二人がやはり凄い!見ていてため息がでる。
もう、最初から、シドーが精神を壊していくわけだが、シドーの佇まいがとに…
怪奇的イメージが連発する変わった映画。ある意味ベルイマンらしくないというか、異色作。天井を歩くイメージや、目玉のイメージなど驚かされる数々の仕掛け。ちょっと抽象的すぎるというか、もうちょっとドラマを…
>>続きを読むリヴ・ウルマンは撮影時、懐妊していたらしいベルイマンとの蜜月期。バルト海の小島に夫婦で引っ越してきた画家夫婦。子どもの撲殺から一気に危険な雰囲気に。あまりに顔を接写するモノだから画面が狭苦しくて死に…
>>続きを読む孤島で静かに暮らす画家とその妻が、奇妙な出来事を通して心の闇に陥っていく様を描いた作品。
芸術家でありながら納得のいく作品を生み出せない夫ユーハンと、彼を献身的に支えながらも夫の元恋人への嫉妬を隠…