ダム建設が進むタイの山奥を舞台に、森林破壊に怒った森の精霊タキアンによって、怒りをかった人間たちが襲われていく。
アクション、ラブコメ、ホラーと、いろいろと要素を入れて、とてもアンバランスになってしまった、タイ映画。一応は森の精霊タキアンに襲われる人々、というのがメインストーリーなのですが、作中で語られる時間が長いのは、ラブコメの方。主人公(と思われる)がタキアンとの関係がいまいち薄いのも、分かりにくくなっている一因です。
また、森の精霊であるタキアンが森林破壊に怒っていることは分かるのですが、そのタキアンが何をしたいのかがよく分かりません。やることといえば、工事業者が作った丸太を操って危害を与えることと、ダムに向かって水中で丸太突撃など笑。
やりたかったことはなんとなく分かるが、ストーリーはさっぱりな作品でした。