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黒蜥蜴のmamのネタバレレビュー・内容・結末

黒蜥蜴(1968年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

麗しき美貌と妖艶さ漂う、若き日の美輪さまを愛でる作品。
次々と披露されるお衣装やヘアスタイルにもうっとりため息もの...。

ビアズリーのサロメが醸すオスカー・ワイルドなお耽美と60sサイケデリックな世界観が融合した秘密クラブに行ってみたすぎる...♡
艶やかな黒髪と大きな瞳が可愛らしい松岡きっこ。
剥製として愛する己の肉体美を披露する三島由紀夫。
願わくば肝心の明智小五郎のキャスティングが、もう少しダンディズム漂う魅力的な方だったらと...。

私設美術館に飾るため、宝石商の美しい娘とエジプトの星という宝石を狙う、女盗賊 黒蜥蜴と明智小五郎との対決。

美輪さまのPVのような素敵なエンドロールで締めくくり♡

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今作から50年以上も経った今も唯一無二の存在感を放つ美輪さまは、性別などはゆうに飛び越えられ、もはや人間なのか、魔女なのか、或いは観音様か...の領域にまで。
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