AONI

黒蜥蜴のAONIのネタバレレビュー・内容・結末

黒蜥蜴(1968年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

早く剥製になりた~い! 川津祐介、あんた最高だ。 丸山明宏と三島由紀夫のキス・シーンが最大の見せ場。

剥製の三島由紀夫と“女王様”丸山明宏のキッスを見て、嫉妬心の炎を燃やす“奴隷”川津祐介。「俺も剥製になって弄ばれた~い!!」とばかりに、丸山明宏を裏切って牢屋に入れられる。しかし、牢屋の中で松岡きっこと出来てしまい、最後には二人で手を取り合って「アハハァ♪」と幸せそうにフェイドアウト。魔性の魅力が売りだった黒蜥蜴・丸山様の立つ瀬がないじゃん!!

本作で明智小五郎に扮するのは、なんと木村功。何故に木村功!?こういう生真面目で神経質そうな明智探偵も珍しくていいがね。

捕われた松岡きっこの裸体を嘗め回すようなカメラワークがいい。深作エロっ!

黒蜥蜴こと丸山明宏がステキなのはいうまでもない。明智小五郎が入っていると思われる椅子にキスしまくる姿は笑った。実は明智の身代わりに椅子に入れられて、丸山に椅子ごと海の中に沈められた松吉爺さんが可哀想。
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