矢吹健を称える会

黒蜥蜴の矢吹健を称える会のネタバレレビュー・内容・結末

黒蜥蜴(1968年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

 三島由紀夫出演シーンが面白すぎる。

 しかしそれ以上に珍妙なのが川津祐介と松岡きっこの恋愛描写である。黒蜥蜴の私設美術館とやらで二人が閉じこめられるシーン。それ以前の描写で示唆されていたふたりの惹かれあう気持ちが実を結ぶのかと思いきや、片方は偽物で片方は変態でした→でもラブ……という展開で本当に驚いた。セリフをかわりばんこに言わせる演出もメチャクチャ浮いてる。丸山明宏どころの話ではないと思う。