のりまき

ベンジャミン・バトン 数奇な人生ののりまきのレビュー・感想・評価

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なんと不思議な物語でしょう。というフレーズを聞いた時に「え?」と思ったのはこの作品が公開されるはるか前に山田太一の「飛ぶ夢をしばらく見ない」を読んでいたから。(映画は未見)
20年前に読んだ話を今更されても・・・。でもフィンチャーのことだからそれだけじゃないよね!と思ったら!
確かに映像は凄かったと思う。でも内容が、あまりにも・・・。惚れた女に最後まで公然と下の世話までしてもらおうかのぉ・・・ってそういう話?ええー。
(因みに山田太一はフィッツジェラルドの短編にインスパイアされたとか)

「飛ぶ夢」では男女が逆で老女として現れた女が凄まじいスピードで若返っていき、最後には少女として現れる。そちらの終わり方の方が毅然としていたし切なかったと思えてしまう。

ケイト・ブランシェットはさすがの演技だったし、ティルダも美しかった。
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