栗林55

ベンジャミン・バトン 数奇な人生の栗林55のレビュー・感想・評価

3.4
経験して、出会って、運命的で…心温まる奇跡の人生に癒されます😊
「人生は分からない」

再鑑賞⁉︎
昔テレビでやってたような気が…見たような気が…まぁ、ほぼ初見です‼︎


とにかく、設定に脱帽‼︎🧢🙃
二度と同じテイストのものは作れないような唯一無二の作品‼︎👍生まれるところから、天に召されるところまでずっと、なるほど〜😯の連続。面白いです‼︎
そのためのCGも素晴らしい。途中ちょっと顔の大きなブラピ爺さんが出てきたけど、いやはや、総じて素晴らしかった‼︎
流石フィンチャー監督×ブラピです👍


<生と死の奇跡>
生まれた場所が、老人ホーム。生まれた時からお別れするのに慣れている‼︎😲しかしその後、船長やクルー達と出会うと「ここにいると死は不自然だ」生の概念と死の概念を学ぶ順番が逆になっているんですね。面白い‼︎

<出会いの奇跡>
寛大な育ての母親「しわくちゃで醜いけど、あなたも神の子よ」
荒くれタトゥー船長「他人の意見なんて関係ねえ。自分の道を進め」
夢を持つかつて惹かれあった愛人「望めばどんなことでも叶うの」
そして、奇妙な形での初恋の相手であり、自分の全てを理解してくれて、自分にとっても最愛の人。"loving you is everything to me"

<運命の奇跡>
<もし〜がなければ>が重なり合う時…あるよね😣このテーマだけで映画一本作れそう‼︎

<父になる奇跡>
そら不安になるわな…😔父になることって、とんでもない責任感。彼なら尚更やし、普通の親やとしても、嬉しい反面、恐ろしいんやなぁ。親の立場のことは今は分からないけど、なんだか伝わってきましたね。


ただ、敢えて悪く言えば、<出オチ>……いやほんと、ごめんなさい‼︎🙇‍♂️

この映画の正直な感想は、長い‼︎🙁
だから悪いとかじゃないですが、長かったです。
数奇な人生を送ることになるベンジャミン・バトン。この映画を通じて伝わったのは、そんな彼の人生。困難もあれば、普通の日常なところも。僕は彼の人生からを通しては、確立されたメッセージなどはあまり感じられなかったです🙏逆に言えば揺れ動くリアルな人生を見せてくれたのかな。

ベンジャミンのもつ説得力が弱かった?
彼に起きた奇跡は様々。色々つらい経験をしたのも伝わる。ただ、<運命を切り拓く>のか<運命に任せる>のか、メッセージがあやふやになってたかなぁ…。どっちも正解で、切り拓いた結果、身を任せるしかないこともあるっていうことなのはそらそうやねんけど、なんかね、宙ぶらりんになってたかな。"彼だからこその考え"っていうのがなかったかもなぁ…。
あと、もうちょっと短くまとめられたら、もっと中身の濃いものになったんちゃうか、っていう気はしてしまう。何かメッセージが訴えかけられてきそうで、訴えられなかったような感じでした🤔

いわゆる<名言の溢れ出てくる>映画。全てのセリフが意味を持ってそうです。こういう映画は好きやと思ってたけど、もしかしたらそうでもなかったのかな…🙁無理くり感を感じてしまったとこもあったし、お腹いっぱいになってしまったかなぁ。

ブラピとケイトブランシェットがただ愛し合うドラマになってるんですよね。それも良いんやけどね‼︎🥰ちょっと自分的にはもったいなかったかなぁ…
ひたすらブラピがイケメン過ぎて、ケイトが綺麗すぎて、めちゃ癒されるので需要は勿論ある👍特にブラピのイケメンさはエグい‼︎‼︎🥴


そんな中一番刺さったセリフは
「人生の中間点」
です。
逆から進んで行っても、40代が中間点。なんか、今の自分の両親や自分の未来を想像してしまいましたねぇ。(てことはこの言葉が一番説得力があったってことかな。)

それと、こんな奇妙な人生において、生きるのが難しかったであろうベンジャミンやけど、彼のこのセリフはなるほどね〜
「人生は複雑とは限らない。求めるものを知っていれば」


あ!「TENET」、「メッセージ」、「OLD」…最近時間いじり系の作品ばっかりレビューしてる笑
全然違って楽しいですね〜😁


色々な見方があって、見る人、見る状況によって感想が大きく変わりそうな作品ですね😊また今度見るときは、どんな感想になるかなぁ〜

「遅すぎることは何もない。僕は早すぎか」
栗林55

栗林55