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ベンジャミン・バトン 数奇な人生のTODAYのレビュー・感想・評価

4.0
"ベンジャミンバトン" を観た。フィルムカラー・トーンにも感じられる通り、重く苦しい、だけれども甘美な人間愛の物語。生きることは、誰かを愛する事は、つらく苦しい。だからこそ美しく輝き、永遠を感じることができる。あらゆる方法論で描き続けられた出会いと別れの悲哀を "受け入れ難い奇病" を軸として改めて再構築し主人公たちの複雑な心理的変化を視聴者に追体験させてくれる。どの様な状態であっても、希望を捨ててはならない。なぜなら自分は "愛" を受けてこの世に産まれてきたからだ。そんな当たり前の事を噛み締める事ができる名作。
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