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チャウ・シンチーのロイヤル・トランプのtanziのレビュー・感想・評価

3.3
ものすごい昔に一度見て、それ以来二度目の鑑賞。

康熙帝の生涯を真面目に描いたドラマ「康熙王朝」や比較的原作に近いと言われている黄暁明版の長編ドラマ「鹿鼎記」をここ数年で完走したこともあり、今ならもっと解像度が上がってるのではないか?と再トライ。

想像した通り、若き日の康熙帝を取り巻く実在の大臣や、政治情勢、なによりも鹿鼎記の本来のあらすじを(今作は映画用にかなり改変されてる)大雑把にでも知ってると面白さが倍増する。

当時の香港では何度かドラマ化されてるし、何より金庸先生の原作は人気が高かった。なので、今作はある程度「鹿鼎記」を知ってるのが前提なんですねえ。
一度目は何も知らずに見たので、やはり厳しかったのかもしれません。

公開は1992年。懐かしいお顔がたくさん登場したうえアクションが非常にチン・シウトンで、ところどころ笑いながらほのぼのと見てしまった。
にしても、周星馳が口八丁でそれぞれの勢力を軽く渡り歩く韋小寶とはめちゃくちゃ似合う!!

オーラス、偽皇后が実はブリジット・リンだった!で終わるのが憎い。これは後編も見たくなるよね!
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