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殺し屋たちの挽歌のgeminidoorsのレビュー・感想・評価

殺し屋たちの挽歌(1984年製作の映画)
3.8
観よう観ようと気にしながら長い事後回しにしてきた作品。
会話の中でのジョン・レノンのくだりを聴いて、作品が作られた時代を懐かしく想う。
あの日ワタシは眠れなくて、翌日初めての登校拒否をしたのを思い出した。

キャストは正解だ。若い女性だけ今一つ二つ惜しいというか…ま、好みでナイだけなのかも知れないけれど。
鑑賞後には一つ繋がる合点に気付き、或る意味では西洋人の東洋的な思想開眼への変化球表現であったかなと思ってみたり。
全編に渡り、敢えて云うならば"無常という名のアイロニー"だろうか…
それが乾いた画面に一見乱雑に彩られている。

"どの様なステージに立ちどの様な選択をしようが、生きている者は皆いずれ死にゆく"
という様な達観を、謂わば3人の演者それぞれが意識や思惑と異なる形で居なくなる事で、そして冒頭とエンディングが繋がることで、観る者は知らされる。



(まるでダルビッシュ投手の幾つもあるスライダーの判りにくいインハイみたいな⁉︎) 一風変わってるノアール作品を、ダラダラ語るのは野暮もいいとこなんだろうナ。


いいとこどっこい。

おっと、ダラダラ語ってしまったからにゃ居なくなるしかない。

サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ…
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