Cem

愛と哀しみのメロディーのCemのレビュー・感想・評価

愛と哀しみのメロディー(1986年製作の映画)
5.0
才能あるピアニスト、幼少期の出来事によりピアノが弾けなくなる。幼い日のデジャヴが蘇り、次第に狂気に支配されてゆく!!!

ベレー帽もニットもコートもタイツもオレンジ色のヒロイン、登場からファッショナブルで目を引く。彼の見るデジャヴ、過去と現実が交わり頭がこんがらかる。ムスタフ・ナダレビッチの孤独や鬱、闇を抱えた狂気の演技には圧巻だし、あの空虚な眼差しはお見事。第二の彼を生み出すというのも面白い。狂気が美しい。
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