突然自分のするべき事がわかった気になる、あの頃特有の病気。
新海監督の映画にはあの感覚が存在している。
ただ、戦争、並行世界、塔、地球の夢、飛行機、三角関係…ごちゃごちゃし過ぎてないか？
要は、眠りの森の美女を目覚めさせたい者の物語。
ちょっとエヴァっぽい。
そして、ラストに現実の厳しさを描く。
厨二の物語に、ずっと厨二じゃいられへん苦さを添えて来る。
この部分が無くなって『君の名は。』は売れた。
けど、俺は「突然自分のするべき事がわかった気になる」と「ずっと厨二じゃいられへん苦さ」はセットであるべきかなぁ。と思う。
あと、もうちょっと三角関係の部分しっかり描いて欲しいな。戦争とテロはいらんから。
