あっくん

奇蹟の詩 サード・ミラクルのあっくんのレビュー・感想・評価

4.2
中古DVD良作発掘作品‼️
かなり前にフォロワーのPonihaさんのコメントにてオススメに挙がっていた作品で、現時点でまだ20以下のレビューしかないレア作品をようやくDVDを見つけました✨✨

⛪あらすじ
1979年のシカゴに住むフランク牧師…。
本物の奇跡に一度も遭遇したことがないフランクは、今まで色々な他の教会などで起こした奇跡(聖人候補となる聖職者)の虚偽の主張を暴いた実績から「ミラクルキラー(奇跡殺し)」として知られていた中、自分の信仰心に対しての迷いに苦しんでは失いかけていた…。
そして真実の奇跡(神の実在の証拠)というものを求めていた。

そんな中で亡くなったヘレンという女性を調べる事になったが、彼女が亡くなった11月に雨が降ると聖母マリア像の目から血が流れ、しかもその血を浴びた余命幾ばくの少女マリアの難病を完治したという。
その影響でヘレンは聖人候補として指名されていた。
聖人をなれる条件は3つ以上の奇跡を起こす事💦

ヘレンの娘で施設で育ち、風変わりな雰囲気漂う不信仰者のロクサンヌからも話を聞き、フランク神父は一連の出来事に驚きながらも調べていく内に、1944 年、第2次世界大戦のスロバキアで起きた奇跡(冒頭部分)にも通じていた…。

⛪感想
カトリックの宗教色が強いので合う合わないがあるかも知れませんが、奇跡について色々と考えさせる、スピリチュアル的な不思議な美しさがある作品…。

宗教関係なので難しい部分もただありましたが、所々にある伏線やちょっとした法廷要素の審判シーン(聖人判定)もあったりと何気に楽しめた部分や知らなかった事を知れた部分もありました🎶
特に病気で治った少女マリアの二度目の奇跡に対しては驚きと同時に疑問を持ちましたが、よーく見るとフランク牧師(エド・ハリス)の何気ない行動が伏線になっていたりと色々と発見したりしました🎶

個人的な注目点は悪役イメージが強いエド・ハリスの牧師姿というレアな役柄✨しかも年齢差の恋愛要素もあったりと何だか禁断の予感⁉️
…でも牧師だから恋愛OKなんですよね💦(神父だと神に捧げるので一生独身で恋愛NG💦)
ただ、牧師なのに調べている時は何だか刑事の様な雰囲気にも見えちゃいます💦(・・;)

ラストも一人一人が人生変わっている姿もあり、もしかしたらこのヘレンが起こした奇跡で他にも変わっている事があるかもしれない…。
でもこれも、ちょっとした奇跡なのかもしれませんね🎶

⛪映画の中の奇跡
映画の中でも奇跡を感じる時もあります✨

時には愛…
・ウォーク・トゥ・リメンバー
優しい純愛で起こした奇跡…(奇跡という言葉が大好きになったきっかけ)

時には優しさ…
・天国からの奇跡
大きな奇跡だけでなく、身近や偶然出来た優しさが奇跡だと実感します✨✨

時には自分自身…
・ワンダー 君は太陽
・ジャック
悲しい現実と向き合っていくと、いつか輝く様な希望と温かな優しさが溢れていく✨

⛪キャスト
監督はアグニエシュカ・ホランド(大好きな映画の秘密の花園✨、レオナルド・ディカプリオ主演の太陽と月に背いて、ソハの地下水道)
キャスト陣は珍しくも神父フランク役のエド・ハリス(トップガンマーヴェリック、崖っぷちの男、ゴーン・ベイビー・ゴーン)。
ロクサーヌ役で最近事故で亡くなられたアン・へッシュ(6デイズ・7ナイツ、ジョンQ)等。
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