tristana

殺しのロザリオのtristanaのレビュー・感想・評価

殺しのロザリオ(1987年製作の映画)
5.0
この絶妙な加減のサスペンス、この雰囲気はどこかで見覚えがある、と思ったら『夕暮れにベルが鳴る』!冒頭、知り合いの神父が殺された葬儀で安らかな顔ね、と老婦人に話しかけられた神父チャールズダーニング「安らかには見えません、死んでるように見えますがね」。厳戒態勢の礼拝でダーニングの後ろに控えた男の子がウトウトした拍子に支えていた十字架が背中を直撃、神父に扮装していた刑事が慌てて銃を抜こうとするが服が脱げない、という一幕など堪らないものがある。これは完全に『告白の罠』とあわせて見たい告白サスペンス。
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