Yuki2Invy

女体拷問人アマゾネス/女体調教人アマゾネスのYuki2Invyのレビュー・感想・評価

2.0
最近、暫くそーいうのばっか観て勉強しているトコロなのですが、しばしば女囚映画の祖と言われてるのが『残酷女刑務所』という作品で、コレはロジャー・コーマンがパム・グリアを起用して撮った…というコトでもワリと有名な作品なのですね。しかし、今作のジェス・フランコという人は、それより以前からもこの手の映画を撮っていたという輩らしくて、元はホラー畑の人みたいなんですがある時以降はそーいう映画のみを大量生産するマシーンと化してしまったようです。今作は、結論から言えば(正確なジャンル分けとしては)女囚映画の方だと思うのですが、それでもやはり時代の寵児=『イルザ』の影響は免れ様が無い…が為に、ジャンル識別自体はやや複雑になっている…とも思われます。ただ今作にはダイアン・ソーンは出ておらず、その役を務めているのは(全然知らん人ですケド)たぶんドイツ人のオバハンなのですよね⇒そもそも、女囚だろーがナチスだろーがナンスだとしても、この手のってフツーに「レズ」ばっかなのですよ(行為としては)。このお方、今作時点で50過ぎの(正真正銘の)オバンなので、まあ年相応にチャンとしてれば見映えもしなくもない…とも思いますがゆーてダイアン・ソーン比べちゃうと…とちょっと残念にも思いかけました、が然に非ず、こーいうのは(意外にも)所長役はブスのババアでも全然成立する!⇒否、ソッチの方が好い!まで在り得ると確信しましたですね。前述どおり、包括的なこのジャンルにおいてレズが多い理由…てのも何となく分かる様な気もしなくもないのですが、むしろ「であるからして尚更」ブスの方が…というのが正直なトコロの感覚ですかね。

本題に戻りますと、今作は(諸々)ごく典型的な女囚もので、反政府ゲリラの関係者女性3名が政府側の収容所で拷問を受ける…という内容です。前半がその拷問シーン+後半は脱走がメイン、という構成もまたオーソドックスですね。ただ、その拷問シーンは(監督作としても・ジャンル作としても)比較的高度な方ではないかと思います⇒木馬だの飢えたネズミだの。ただゆーて、攻撃対象が「下半身」ばっかなので映像的には映らない(映せない)のが多い…とゆーのはやや困り物かも知れません。とにかく、個人的にはソコまで=拷問シーンに関しては悪くもない…と思ったのですが、その後、件の脱走シークエンス以降が率直にかなり頂けない出来なのですよね。まずココ以降はシンプルにかなり冗長です。牢から出る…とゆーて鍵を持ってる看守をまずは誘惑するのですが、この場面で都合5分位も女4人のタコ踊りを見せられる羽目になります(⇒何を何分やってんねん!+看守は何を迷ってんねん!と)。で、まんまと脱出に成功するも、また当然の様に全員全裸でジャングルに繰り出してゆくのです(⇒フツーに考えて看守の服は剥ぎ取るだろ!+最低限靴はどーにかしないとキツいぜ!と)。んで、チンタラ逃げて・チンタラ追っかけるのですが、途中で経路上湖に入る必要があって、ソコに(案の定)ワニが居るのです、がしかし、女の子が泳いでる映像にワニの「シャー!」みたいな映像を割り込ませていくのですが、そもそも女の子がワニに気付くまでにすらまた5分かかりますし、結局襲われるコトなんてナニも無しに湖から上がって結果10分も時間を稼ぐのですよ(⇒そりゃ、ワニの着ぐるみなんて用意する様な映画じゃない…とは思えど、コレも何を何分やってんねん!と)。

それより何より問題なのが、更にその後、手負いの仲間を何とか手当てするのですが(⇒またココでもタラタラ5分位経過するのですが)、オーラスは残りの3分位で(助けたコを含め)生き残り3人を皆殺しにして超・呆気無くジ・エンド…なのですわ⇒正直、唖然としました。結論、上で述べたとおり流石にちょっと(後半が)いい加減過ぎますし、とゆーか一言で言うと完全なる「やっつけ仕事」ですよねコレ。なので、観る優先度とゆーのはごく低くして大丈夫かと思います⇒てか観なくて好いと思います。以上。
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