NumbertwoWcb

ステージドア・キャンティーンのNumbertwoWcbのレビュー・感想・評価

4.9
1943年(第二次世界大戦中!!)の作品です。

残された映像が少ないと言われているスウィングジャズの父、ベニーグッドマン本人が出ているという事でこの映画を手に取りました。

戦時中の兵士の娯楽を垣間見れるドキュメンタリー要素が高い作品なのかなと思っています。

兵士の士気を上げる、つまりはこれがクラブや大衆娯楽の原点なんだと思います。

劇中にアメリカはソ連と中国と手を汲み日本を倒すとある事から、日本では長い間未公開だったそうです。

且つその後の冷戦時代は、ソ連との交流はカットされたと言う、政治に翻弄された歴史的価値のある作品です。

兵士を鼓舞する銀幕スター達の姿に、ショービジネスの原点がここにあるのかなと思いました。