戦地に向かう兵士とキャンティーンの店員との恋物語が一応ストーリーの軸としてあるものの、基本的には豪華なスターたちが次から次へと登場し、パフォーマンスを披露する様子をとらえた内容。ミュージカルというわけではなく、記録映画に近いイメージかと…。 ただ、当時一世を風靡していたスターたちが次から次へと現れるのでそれだけでも一見の価値あり。なんと皆さんノーギャラでの出演だったとか。『オズの魔法使』のレイ・ボルジャー、腹話術師のエドガー・バージェン、個性派俳優のエド・ウィン、スキャンダラスな私生活が話題のタルーラ・バンクヘッド、オスカー女優のヘレン・ヘイズ、ショービズの女王エセル・マーマンなど、ややシアター寄りのメンバー。『ハリウッド玉手箱』と比べると日本での知名度が高くないキャストも多かったのですが、かと思うとキャサリン・ヘプバーンやポール・ムニ、ジョージ・ラフト、マール・オベロンなどクラシック映画ファンならすぐ気付く人も突然登場するのでびっくり(笑)。 さらにあのベニー・グッドマンが "Why Don't You Do Right?"を彼の楽団と演奏するところもあって、それもハイライトの一つ。