ファーストインプレッションにかけられた夜。それは気前よく詰め放題と言いながら、質の悪い袋を持たされたような、ジレンマと心許なさの始まりの夜。足し算と引き算では、天と地ほどの違いがあり、もがけばもがくほど、痛めば痛むほど、見せまいとしてきた後ろ疵が浮かび上がり、わたしの、あなたの夢を醒ます。

主人公がセックスに求めるものが変化していくのが良かった。双方向ではなく一方的になってしまうと特に女性の方がリスクは大きい。オープニングはギャスパー・ノエを意識してるのかな。

私には何か欠けてる。

みんなそうだと思う。真面に見える人でも足りないものがあって、人それぞれ違うから違って面白いのであって、みんな同じだったらつまらない。

sexに依存して会話の少ない2人がそう上手くもいかないわけで、若い頃にありそうなストーリー。