伊藤チコ革命的cinema同盟

レニングラード 900日の大包囲戦の伊藤チコ革命的cinema同盟のレビュー・感想・評価

3.0
296.
スターリングラードの陰にいつも隠れてるレニングラード包囲戦のお話。
900日足らずガチに包囲されていたフィンランドに近い、かつての首都。そのため戦前は美しい街並みと文化の都市でしたがこの戦いで瓦礫と肉片、凍死死体の山々。
調べごとのために視聴。
物語はイギリス人記者とソ連人警官の友情の物語。トランスフォーマー配給だから少し怖かったけどクオリティは相応。
何かで読んだけど栄養失調での死は案外直前まで動けてていきなり倒れ込んで亡くなるパターンもあるとか。
本作でもそこは描写されており、一人当たりの配給が少なくなり、弱ってる子供に食べさせるより生き残る可能性がある子に食べさせようと考える親の気持ちが痛い。
イギリス人記者の正体が明らかになった時にソ連軍側のうごきが激しくなる。この辺もソ連史を感じられるねぇ。
激しいアクションが少ないのでそれを期待すると少し退屈かもしれない。包囲下でも街の生活描写を描いた作品。