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ピグマリオンのkatomのレビュー・感想・評価

ピグマリオン(1938年製作の映画)
4.5
自分好みに育てた相手が旅立っていくとき、残る感情とは。

オードリー・ヘプバーン主演のマイ・フェア・レディが類似作品らしい。

ギリシャ神話の中にピュグマリオーンという王様がいる。本作はピュグマリオーン伝説を元に作られた戯曲がベースとなっている。

▼以下ピュグマリオーンの伝説(Wikipedia)

現実の女性に失望していたピュグマリオーンは、あるとき自ら理想の女性・ガラテアを彫刻した。その像を見ているうちにガラテアが服を着ていないことを恥ずかしいと思い始め、服を彫り入れる。そのうち彼は自らの彫刻に恋をするようになる。さらに彼は食事を用意したり話しかけたりするようになり、それが人間になることを願った。その彫像から離れないようになり次第に衰弱していく姿を見かねたアプロディーテーがその願いを容れて彫像に生命を与え、ピュグマリオーンはそれを妻に迎えた。

ピュグマリオーンの話ってピノキオにも似てるよなあ
一応、ピノキオはギリシア・ローマ神話の登場事物が色々なものに変身していくエピソードを集めた変身物語の中の話に似てるらしい。
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