砂場

血を吸うカメラの砂場のレビュー・感想・評価

血を吸うカメラ(1960年製作の映画)
3.8
生物学者であった父親の影響で、父親にされたことをそのまま、女性の被虐的な顔に惹きつけられる男。ビビッドな色使い、不穏な音楽でその異様な心境、居心地の悪さを演出する。カメラを持っていないときに撮りたい場面に出くわして動揺する、キスされたところをカメラに押し当てる、鍵がかけられない、といった描写も素晴らしい。ちゃんと最後のことまで考えているのも最高だし、その最後も最高だった。
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