示談屋のyusukepacinoのレビュー・感想・評価

吹けば飛ぶような示談屋稼業と『王将』の歌詞をもじって口ずさむ小沢栄太郎の功績によるところが大きく、もっとシリアスなものを想像していたら思いのほか人間臭いドラマだった。その彼と職業に似つかわしくなく繊細な川地民夫の親子の新鮮さ。
轢いた轢かれた両当事者から金をふんだくる。そこには同業者との駆け引きが絡む。
それにしても示談屋の結末があれでは世知辛い。
久里千春がまだ控えていたとは。

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