らんらん

示談屋のらんらんのレビュー・感想・評価

示談屋(1963年製作の映画)
3.5
日活、モノクロ、風刺ドラマ
出演者、川地民夫、杉村春子、小沢栄太郎
藤村有弘、久里千春、佐野浅夫、松本典子、小池朝雄
下元勉、山田禅二、河上信夫、高品格、青木富夫など

【内容】
劇中で言う示談屋とは
交通事故の加害者もしくは被害者に近づき上手いこと取り入って代理人となり、悪どい手を使い賠償金なんかを多く取り、当然自分もピンハネしちゃう、っていうアコギな職業らしい

ちなに保険会社とか裁判とかでの正規の方法の示談もあるのだが、時間がかかる(&こちらもこちらで大手ながらのアコギさがある)ので、個人で動く示談屋が流行っていたらしい?

ってことでストーリーは
示談屋の小沢栄太郎とそのライバル小池朝雄の対立
そして
小沢栄太郎の息子川地民夫のお悩みなんかを中心に展開していく、、、

【感想】
こういうリアルな時事ネタっぽい内容の映画は見ててもあまりピンと来ないことが多い
劇中では踏切で轢かれると1万、交通事故死だと50万が相場とか言われてるけどよくわからないもん

お話としては
自分(小沢栄太郎)が他人にしてきたことが最後に自分に返ってくる、同じ目に遭うっていうバッドエンドになるんだけど、皮肉が効いていて良かったと思う

出演者メモ
クレジット三番目の杉村春子はラスト10分くらいまで全く出てこない(小沢栄太郎の妻、川地民夫の母役)
ヒロインは久里千春と松本典子、両者ともこの映画で初めて見たと思う
久里千春は美人で感じじゃないけどお色気キャラがハマっていて魅力的
松本典子はまあ普通の美人、交通事故で小岩さんみたいな顔になったとか言われても普通にそのまま美人に見えた
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