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黒い十人の女のまーぼのレビュー・感想・評価

黒い十人の女(1961年製作の映画)
4.0
山本富士子と岸惠子のタイプの異なる美のぶつかり合いをスクリーンで堪能できる至福感。さらに中村玉緒、宮城まり子、岸田今日子とさらにキャラが広がる最強の布陣。女ふたりの取っ組み合いの際に阿吽の呼吸でその他メンバーが隠したり、喧嘩の後の相互気遣いなどちらりと感じる彼女たちの連帯に気持ちが温かくなった。「皆に優しい男は誰にも優しくない」「生活を腐らす愛なんか無い方がまし」が突き刺さる。(神保町シアター)
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