ナツミオ

愛と追憶の日々のナツミオのレビュー・感想・評価

愛と追憶の日々(1983年製作の映画)
3.7
NHK-BSPプレミアムシネマ
録画鑑賞
本作品は初見だったが、主演女優2人の演技に引き込まれた家族のドラマ。

シャーリー・マクレーン、デブラ・ウィンガー共演。強い絆で結ばれ支え合ってきた母と娘の人生を、愛と笑い、涙でつづった感動作。

アカデミー賞11部門ノミネート・
主演女優賞(デブラ・ウィンガー)/助演男優賞(ジョン・リズゴー)/作曲賞/美術監督・装置賞/音響賞/編集賞
5部門受賞・・・作品賞/監督賞/脚色賞/主演女優賞(シャーリー・マクレーン)/助演男優賞(ジャック・ニコルソン)

ゴールデングローブ賞4部門受賞
ドラマ部門作品賞/脚本賞/ドラマ部門主演女優賞(シャーリー・マクレーン)/助演男優賞(ジャック・ニコルソン)

原題 『Terms of Endearment』

1983年米作品
製作・監督・脚本 ジェームズ・L・ブルックス
原作 ラリー・マクマートリー
音楽 マイケル・コア
撮影 アンジェイ・バートコウィアク
出演 シャーリー・マクレーン デブラ・ウィンガー ジャック・ニコルソン ジェフ・ダニエルズ ジョン・リスゴー リサ・ハート・キャロル
日本語字幕 島田由美子

(NHK番組内容より)
テキサス州ヒューストン。
夫を早くに亡くしたオーロラ(マクレーン)は、娘のエマ(ウィンガー)と2人、ときには喧嘩をしながらも、互いに支え合って生きてきた。ところが成人したエマは、オーロラの反対をよそに大学教師のフラップ・ホートン(ダニエルズ)と結婚、故郷を離れことになってしまう…。

母娘2人の姉妹のような関係を、娘の誕生直後から、大学教師フラップとエマの結婚。母オーロラと隣人の元宇宙飛行士のギャレット(ニコルソン)との出会い、エマは子供を3人もうけ(2男1女)、専業主婦としての奮闘、夫の不倫疑惑で実家への里帰り、そしてエマも不倫、そしてエマのある事件などを通じた家族が描かれていく。
この当時、女性が社会に出て活躍する作品の多い中、母と娘2人とも専業主婦として描かれているのも興味深い。

助演のニコルソンは、中年で腹の出た元宇宙飛行士でプレイボーイのギャレット役を軽妙に演じ、母オーロラ役マクレーンとの掛け合いはコミカルで楽しい。
2人がデートに愛車コルベットでドライブし海岸で車をスピンさせ、ギャレットが海に吹っ飛ばされるシーンは、最近何かのドキュメタリー映画で観た!

またオーロラとエマは母と娘だが、ぶつかり合い、喧嘩しながらも、好きな男の話で盛り上がったりと歳の離れた姉妹の様な関係がコミカルだが情感たっぷりと演じる。

全般に軽いコメディタッチだったので、終盤のエマの展開は意外。

終盤、エマと息子2人、長男トミー、次男テディとの会話は胸が痛むシーン。

長男トミーは、ぶっきら棒で反抗期。次男はママ大好きオーラ全開の演技が素晴らしく涙腺が緩む。

マクレーン、ウィンガー、ニコルソンの演技合戦が楽しめる作品。
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