紫のみなと

愛と追憶の日々の紫のみなとのレビュー・感想・評価

愛と追憶の日々(1983年製作の映画)
4.3
こんなラストとは思いもよらず観た10代の頃から5年に一度位は見返す機会があり、ラストを知っている今でも毎回必ず大号泣している。若い頃は本気でデブラウインガーの夫が嫌いで(ジェフダニエルズの演技が上手すぎるせいか最高に憎い)、歳をとった今でも大嫌いだけどある程度心情も理解できるようになり。子沢山で苦労している娘をみるシャーリーマクレーンの親心も今なら痛いほど解る。ジャックニコルソンに惹かれる気持ちもプライドも。
デブラウインガーの主人公の愛情表現は夫にも母親に対しても一途で、ウインガーだからあの味が出せているんだろうなと思う。それぞれ登場人物のキャラクター設定もイキイキとし悲劇が悲劇だけに終わっていない。