かおる

愛と追憶の日々のかおるのネタバレレビュー・内容・結末

愛と追憶の日々(1983年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

娘のエマが赤ちゃんの頃から、母と娘の関係を描いた作品。


生きてればこうやっていろんなことがあって、親子の関係も必ずしもずっと良好であれるとも限らないので、リアルに感じる部分もありました。
仲良し、というのとはまた違うと思うけど、いろんなことを話せて、本音でぶつかれるというのも一つのいい関係なんじゃないかなあ。親子の形に正解とかないよね。
サムのことまでオーロラに言ってるのはびっくり!そこまで話せるって羨ましいといえば羨ましい。娘は話せても親が嫌がることもあるし。

お兄ちゃんのトミーがだんだん反抗的になるのもわかる。ずっと親のあんなの聞かされてたらそりゃ嫌になる。
弟はいい子ちゃんだけど、それはまた立場の違いもあるかも。

サムとエマは…うーん…なんか複雑だな…子どもから見たら良い気持ちはしないよな…何やってんのよ…と思うシーンもありつつ、、フラップよりましなのかな、とも思ったけど、簡単にそうとは言えない。
きっとフラップはどんどん思ってた相手と違ってきたんだと思うんだけど、なんか切ないなあ…
過ちなのもわかってるけどその道に進んでしまうのかあ…男女難しい!!

オーロラと元宇宙飛行士ギャレットの海でのシーンはおもしろすぎて声出して笑ったww

メラニーが咽頭炎になった時呼ばれたけどエマを起こしたフラップ。
こういう父親見てたら子供たちがどうなるか…当時としてはある意味当たり前の描写なんだと思うけど、だからこそ辛くなった…というのは今の感覚なのかな。
でも昔からこういうことで男女はすれ違ってたってことなのかなあ…


しかし元宇宙飛行士の家、行かなくて正解だった。笑
職業に惹かれる人も一定数いるよね。おもしろいけど。笑

病気になるのかあ…エマはこの人生幸せだったのかなあとか考えちゃうなあ。
子供たちの未来が幸せだと願う。
それで追憶かあ…


エマが亡くなってしまうシーンはやっぱり悲しい。トミーは素直になれなかったね。
このシーンのギャレットは良かった。
この場合はエマが先に逝ってしまったから余計に悲しいけれど、親子の時間は有限なんだよなあ…自然に考えたら、親は自分より先に逝ってしまう。
いつか来るその時に、思い出せる愛しい記憶を少しでも多く残しておきたいと思いました。
かおる

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