留

大怪獣出現の留のレビュー・感想・評価

大怪獣出現(1957年製作の映画)
3.0
怪獣はカタツムリが放射能で巨大化した設定だが、どう見ても顔がヤゴっぽいし、殻を背負って動かないし軟体動物ぽさがまったくない。
大昔の《ウルトラQ》のナメゴンの方がずっといい。ただ劇中で挿入されるカタツムリの実写映像のアップはかなり気持ち悪い。これをもっと使えば良かったのに!
怪獣の造形より、コイツに殺されて湖から引き上げられる死体の顔がかなりおかしい。笑える人もいるのでは?漫画じみているんです。ここだけ見返したが漫画というより「ダッコちゃん」でした。若い人にはわからないだろうが。
怪獣映画につきもののモッサリ感がほとんどなく、サスペンスの盛り上げ方も上手くて退屈せずに見れるB級怪獣映画の佳作ではないでしょうか?
母親といつも話しているメガネの電話交換士、オタクっぽい古文書蒐集家?といった傍キャラも印象的だし、ヒロインの子持ち未亡人がすごく綺麗。オードリー・ダルトンさん。
モノクロでも不満なし。怪獣が巨大じゃない(3〜4メートル)のがよかったのかな?

「カタツムリ 肉食」で検索すると、ニュージーランドのミミズを捕食する肉食カタツムリの映像が出てくる。これは強烈にキモい。勇気と興味のある方は是非見てください。この映画の100倍は怖くてキモいです。
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