真っ黒こげ太郎

食人帝国の真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

食人帝国(1980年製作の映画)
4.0
「映画みたいだ!」

そりゃ映画だしなぁ。w



NYとカナダ暗躍する謎の吹き矢男。(!?)
彼はあっちゃこっちゃで吹き矢を吹き相手を殺しまわるが、バレて逃げ出した際に車にはねられて死んでしもうた。(!?w)
男が遺した8ミリフィルムにはニューギニアで活動するカルト教団の様子が映っていた。

フィルムの中で行方不明になっていた姉のダイアナを発見した妹のシーラは、姉を探すためニューギニアへ。
途中で腕相撲の名人のマークを雇い、2人はジャングルへ向かう。
だが、そこは粗っぽい現地部族や凶暴な動物や怪しいカルト教団や食人族が跋扈する危険地帯だった!!



妹を探しにやってきた一行が、ジャングルでエライ目に遭うサバイバル・ホラー。

何故か近所のGEOには、食人族系のホラー映画が沢山ある。
何度もそのコーナーを見るたびに気になったので、幾つか借りてみた。
近年の映画でも気になる食人族映画があったりするし。
(まぁ、それでも一部の作品は無かったけど。)

肝心の内容はエロにグロやらが連続される、ある意味期待通りの内容でした。w
特に本作はやたら動物が解体されるシーンが挿入される。
ワニやトカゲが生きたまま解体され、猿がヘビに丸のみにされる!!!
生きた動物を生齧りする場面も!お疲れ様です。w
(と思っていたが、今作のアニマルスナッフは他の映画からの流用らしい…。)

動物殺害程ではないにしろ、人体破壊もあちこちで展開。
身体中をバラされたり、首チョンパされたりナニを…されたりとグロ描写にも抜かりはない!!!
特に終盤で展開される食人描写はかなりグログロ!!!

また、やたら生々しいエロシーンも挿入されたりとエロ方面も完備。
女体の写し方も生々しく、エロ方面でも見応えあり。w


だが、本作は食人族は余り絡まず、怪しいカルト教団がメインとなる。
それなりに食人族の方々も顔を出してはくれるが、出番は少な目。
だが、カルト教団や食人族の巣くうジャングルからの脱出を主軸にしたお話は割と見応えがある。
最後の脱出劇もベタながら盛り上がる。


ハッキリ言って話に深みはないし、映画自体もかなりの低予算。
と言っても期待していたエログロは堪能できたし、話自体もそこまで退屈せずに観れたので意外と楽しめた。

見せ場自体は沢山あるので、この手のゲテモノB級が好きならどうぞ。w